製品概要
EyeLogicの視線入力デバイスは、科学的な研究用途に求められる高い精度と厳格な基準を満たしている視線入力デバイスです。ユーザーが見ているディスプレイ上の視線位置を低いレイテンシーと高い空間分解能で検知します。またユーザーの頭部の動きに対しても高い許容度を持っているのも特徴のひとつです。無償提供のEyeLogic SDKやLab Streaming Layerツールの利用でC++、C#、Python、MATLABなど様々なプログラミング言語のアプリケーションを開発出来ます。
EyeLogic製品には、LogicOneとLiteの2種類の視線入力デバイスがあります。LogicOneは、備え付けのモニターに設置をすることでサッカード眼球運動のような より高いサンプリングレートが求められる視線計測が可能になります。LogicOneには、最大250Hzのサンプリングが可能で ユーザーが250Hz、120Hz、および60Hzからサンプリングレートを選択できるEyeLogic LogicOne 250と、120Hzと60Hzのサンプリングレートを持つEyeLogic LogicOne 120、そして60HzのみのEyeLogic LogicOne 60、3種類のモデルがあります。(※ノートパソコンを利用した計測を検討されている方はEyeLogic Lite視線入力デバイスをご検討ください)
視線計測・解析ソフトウェアEyeLogic InsightLabと組み合わせることで視線の生データやフィルタ済みデータの記録、停留やサッカード運動の判別をすることができます。使い方はEyeLogic視線入力デバイススタートアップガイド、ならびにEyeLogic InsightLabユーザーガイドをご覧下さい。
当製品に含まれるもの
- LogicOne視線入力デバイス 1個
- 取付用金属プレート 3個
- ペーパークリーナー 2個
推奨されるシステム仕様
- オペレーティングシステム:Microsoft Windows 10 または Windows 11 (64bit)
- プロセッサー:Intel(R) Core(TM) i7‐7700HQ @ 2.8GHzのCPU性能以上 または同等 (※PassMark Software社のWebサイトを参照ください)
- ディスク容量:インストールには100 MB以上の空き容量が必要です。また視線追跡データの保存のためには余裕をもったディスク容量の選択をお勧めします。
- RAM:8GB以上
- スクリーンサイズ:25インチ以下
技術仕様
EyeLogic LogicOne 250
- サンプリングレート:250Hz or 120Hz or 60Hz
- 視線の確度:5°
- 視線の空間分解能:1°
- 動作距離:50~85cm
- トラッキングエリア:幅:30cm/高さ:20cm(※動作距離60cmの場合)
- インターフェース:USB 3.1
- まばたきの回復時間:4ms(※250Hzの場合)/ 8ms(※120Hzの場合)/16ms(※60Hzの場合)
- レイテンシー:8ms(※250Hzの場合)/ 16ms(※120Hzの場合)/32ms(※60Hzの場合)
- アイトラッキング技術:暗瞳孔法、ビデオベース
EyeLogic LogicOne 120
- サンプリングレート:120Hz or 60Hz
- 視線の確度:5°
- 視線の空間分解能:1°
- 動作距離:50~85cm
- トラッキングエリア:幅:30cm/高さ:20cm(※動作距離60cmの場合)
- インターフェース:USB 3.1
- まばたきの回復時間:8ms(※120Hzの場合)/16ms(※60Hzの場合)
- レイテンシー:16ms(※120Hzの場合)/32ms(※60Hzの場合)
- アイトラッキング技術:暗瞳孔法、ビデオベース
EyeLogic LogicOne 60
- サンプリングレート:60Hz
- 視線の確度:5°
- 視線の空間分解能:1°
- 動作距離:50~85cm
- トラッキングエリア:幅:30cm/高さ:20cm(※動作距離60cmの場合)
- インターフェース:USB 3.1
- まばたきの回復時間:16ms
- レイテンシー:32ms
- アイトラッキング技術:暗瞳孔法、ビデオベース
重要な注意事項
- 本製品は研究・実験用途のみに使用することを目的としています。医療・福祉機器ではない為 医療診断や治療を目的とした用途には使用しないで下さい。
- 視線入力デバイスから集録した視線データの保存、解析(例えば視線の停留やサッカード運動の判別)やディスプレイ表示用の視覚刺激の作成は別途、視線計測・解析用ソフトウェア、InsightLabをご購入下さい。
- EyeLogic SDKは無償で提供いたしますが SDKのプログラミングに関する技術サポートは当社からは提供しておりませんのでご了承ください。
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