OpenBCI Cyton + Daisyモジュールセットアップガイド
このセットアップガイドでは、Cyton + Daisyモジュールで構成されるOpenBCI Cyton集録ボード(16チャンネル)のセットアップ方法について解説します。
目次
OpenBCI Cytonボードの動作を確認
Cyton + Daisyモジュールで構成されるOpenBCI Cyton集録ボード(16チャンネル)をセットアップする前に OpenBCI Cytonボード単体での動作を確認します。OpenBCI Cyton スタートアップガイドを参照しながらOpenBCI Cytonボード単体での動作確認をおこなって下さい。
必要なもの
- OpenBCI Cyton集録ボード
- OpenBCI Daisyモジュール(OpenBCI Cyton集録ボード(16チャンネル)に付属されます)
- Y字ケーブル(OpenBCI Cyton集録ボード(16チャンネル)に付属されます)
- 電極用ケーブル(例:皿電極付きケーブル、スナップケーブル、Ultracortex Mark IV付属ケーブルなど)
1. OpenBCI Cyton集録ボード
2. OpenBCI Daisyモジュール
3. Y字ケーブル
4. 電極用ケーブル
OpenBCI Cyton + Daisyモジュールの組み立て
Daisyモジュールの取り付け
OpenBCI Cytonボードの上部のコネクタに Daisyモジュールの裏側のピンを差し込むように取り付けます。取り付けが完了すると下の画像のようになります。
リファレンス①としてY字ケーブルを接続
Y字ケーブルのメス端子片側はDaisyモジュールのSRB下段のピンに、もう一方のメス端子はOpenBCI CytonボードのSRB下段のピンに接続します。Y字ケーブルのオス側はリファレンス①として使われ イヤークリップケーブルまたは 皿電極付きケーブルを介し耳たぶや乳様突起に接続します。
CytonボードのBIAS下段のピンにリファレンス②を接続
リファレンス②として反対側の耳たぶや乳様突起に設置されているケーブルをCytonボードのBIAS下段のピンに接続します。
チャンネル1~チャンネル16のケーブルを接続
チャンネル1~チャンネル16に対するケーブルをOpenBCI Cyton + Daisyモジュールに接続します。 チャンネル1~チャンネル8まではCytonボードのN1PからN8Pの下段ピンに接続します。残りのチャンネル9~チャンネル16はDaisyモジュールのN1PからN8Pの下段ピンに接続します。下の画像はUltracortex Mark IVヘッドセットに付属の16本の色分けされたケーブルを使用した時のものです。
Ultracortex Mark IVのセットアップ方法はUltracortex Mark IV セットアップガイドを参照してください。
また Ultracortex Mark IVを使用しなくとも 16本の皿電極付きケーブルやスナップケーブル、ピンヘッダ/タッチプルーフコネクタ変換ケーブルをOpenBCI Cyton + Daisyモジュールに接続すれば16チャンネルの脳波測定システムを構築することが出来ます。
OpenBCIを使った計測入門
OpenBCIボードを使用して生体信号を測定する方法については、以下のチュートリアルを参照下さい。