OpenBCIによるメガネ型EEG-EOG測定のプロトタイプ
昨今、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)はサイズや重さの小型化によって より実用的になりつつあります。 HMD独自の機能とは別に このようなデバイスは人間の頭部から得られる生体信号を同時に集録出来る可能性も秘めています。ここでは検証実験としてHDMの形を模したプラスチック製の眼鏡フレームを利用しEEG-Eyeウェアのプロトタイプ(別名EEGlass)を作成しました。
EEGlassは頭蓋骨との接触点に生体信号をセンシングする電極が設置され ユーザーの脳波信号をユビキタスで集録することが出来ます。 BCI研究でよく用いられるMotor Imageryタスクで試した結果 EEGlassにより 脳波の安静状態や眼球電図(EOG)を検知できることが確認出来ました。 この実験では さらなる検証が必要ですが、HMDにセンシングの機能を持たせれば ユーザーは日常生活の中でも容易に自身の神経活動のモニタリングをすることが可能になるかもしれません。
詳細はこちらの文献をご覧下さい。
出典元:EEGlass: An EEG-Eyeware Prototype for Ubiquitous Brain-Computer Interaction